在宅ワークの間取

コロナウイルス蔓延前後で、世の中の価値観が大きく変わろうとしているが、その代表例が在宅ワークの発展だと思われる。このタイミングで一気に導入が進み、その便利さに気付いた私達は、もう以前の様なスタイルには戻れないのでは無いだろうか。

ただし、問題になるのが自宅のワークスペースである。私の場合、現在住んでいる賃貸アパートには書斎は愚か、プライベートで使用できる空間がなかった。そこで、会社から在宅ワーク実施のお達しが出たタイミングで模様が替えを行い、何とか半プライベートな空間を確保した。

しかし、今後妻の在宅ワークがスタートすると、ワークスペースの確保が難しくなる。更に、もし学校がリモート授業を始める様な状況になれば、更に大変だ。

今この瞬間は、知恵を絞って何とかするしか無い。一方で、現在設計中の自宅については、在宅ワークに必要な仕様を反映していこうと考えている。これまでの価値観が崩壊していく中で、どの様な仕様を考えなければいけないのか難題だが、施工することは面白い。結局のところ、極めてシンプルなアイデアだけが、大きな変化に対応できるのではないかと、感覚的には思っている。